TOSEN NEWS
2018.1.17
株式会社東京洗染機械製作所では平成29年11月1~2日、山梨工場にて「新製品発表展示会2017」を開催しました。来場者数は2日間で約800名となり、全国各地から、さらに海外からのお客様も含め、多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。今回は、リニューアルした「ラボセンター」を展示会場として、クラス最小シングルドラムの連続洗濯機をはじめ、新たに開発した各種製品を実演したほか、リネンサプライ工場の次世代の形として、新たなコンセプト提案も行いました。
節水洗浄で好評のパルスフロー連洗「GⅢ PF」、バッチフローの「GⅢ BF」とともに、新開発のシングルドラム連続洗濯機「NXT」(60㎏ 14槽)を発表しました。使いやすさを追求した究極のシンプル構造が特長です。機械の長さは11,455㎜で、60㎏シングルドラムタイプでは国内最小のコンパクト連洗となり、限られたスペースにおいて品質を下げることなく高生産が可能です。
乾燥時間13分(※)のTOSENオリジナルの大型乾燥機。3つのセンサーで最適な排気循環を行い、ガスの使用量を大幅に削減します。※条件により異なります。
投入・排出を自動化することで省人・省力化や作業効率アップに貢献します。200WTBは基本構造の設計変更により大幅な節水を実現。また、油圧ユニットを機械内部へ配置し、設置スペースを33%低減したコンパクト設計です。
清潔・不潔を明確に区分できるクリーンウォール洗濯脱水機をマテハン対応の上部投入方式として、投入作業を完全自動化。投入時は、内胴のスライドドアが回転しながら開き、コンベア搬送された品物を上部投入ホッパーから自動投入します。排出は、前傾してコンベアに自動排出でき、洗濯脱水機の工程を完全自動化。省人・省力に貢献します。本体フレームと外胴フレームの隙間のガードスクリーンにより機械内部と外部を遮断する衛生構造で、洗濯機前部に隔壁を設置することで、清潔・不潔を完全に区分します。
新構造のシールで品物の噛み込みを最小限に防止します。センサー制御により湿度の少ない熱風を循環再利用することで乾燥コストを削減します。
今回、新型連続洗濯機NXT シリーズとともに、一歩進んだ業界初の新洗浄システムを提案しました。新コンセプトの「連続洗濯機における中間脱水」は、洗濯脱水機と同様に、洗いからすすぎの間に脱水を行うことで、すすぎに使用する水を大幅に削減します。連洗の洗濯槽とすすぎ槽を分離し、シャトルコンベア上でプレス脱水してすすぎ槽へ移送。すすぎ槽のみ設置方向を変えられるレイアウトも考えられ、さらなる節水省エネ・高生産へ、業界初の新洗浄システムの実現を目指します。
もう一つのシステム提案は、既存設備にレールバッファシステムを導入できる「TOSENレール」のシステムを実演。投入機やそのメーカーを選ばず(機種による)、4~6ステーションを既存の投入機に接続して時間1500枚の自動投入を目指します。